クロネコの塵壺

自分の頭で考えて生きていこう

エディ・ジョーンズさんの『ハードワーク』を読んで思ったこと

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テレビを見ていたら元ラグビー日本代表監督のエディ・ジョーンズさんが、高校生相手にラグビーのレッスンをしているシーンをたまたま見かけまして、その指導方針や高校生に接する姿勢が素晴らしかったので、彼の本を買って読んでみることにしました。

 

ラグビー日本代表がワールドカップ南アフリカに勝利した年に出た本なので、読まれた方も多いと思います。文庫本が出ていたので、そちらを購入しました。

 

オーストラリア出身のエディ・ジョーンズさんは、ラグビーの選手として活躍し、その後コーチに転身してからは強豪チームの監督を経験しています。

 

そのコーチ哲学や日本代表をどのように変えていったかが、この本には書かれています。

 

この本を読んでいて感じたのは、エディ・ジョーンズさんの地頭の良さと観察力の鋭さです。特に日本人の悪い特徴や日本スポーツ界に対して苦言を呈する場面があるのですが、その辺りのメッセージはスポーツをやっていない人にも有益なものだと思いました。

 

例えば、年功序列の弊害です。実力と外形の年齢は関係がなく、プレー中は結果が全てです。ただ日本のスポーツ社会、ビジネス社会では、年功序列の意識が高く、それが原因でチームとして本来の実力が発揮できない場面があります。

 

年長者を敬うことは大切ですが、それとは別の次元で実力重視の世の中になってほしいものです。

 

スポーツ界への提言としては、選手はスポーツよりもまず勉強をすべき、という指摘をしています。将来プロを目指すスポーツ選手は、学業をそっちのけで毎日何時間もトレーニングをすることが一般的です。

 

では、プロになれなかった場合はどうするのか。プロになれたとしても選手生命には終わりが来ます。その時に彼らは、どのようにすればよいかが分からない。

 

なぜなら、基本的な学問を身につけていないので判断のしようがないからです。

 

日本社会におけるスポーツの地位を向上させる意味でも、スポーツをやる人は基本的な学問を身につけるべき、という指摘には説得力があります。

 

会社勤めをしていた時にラグビーをやっている方が上司になったことがありまして、ものすごく仲間想いというか、同僚を大切にする、気持ちの良い方だったのが印象に残っています。

 

ラグビーには、「ラグビーで出会った仲間は一生の仲間」という言葉があるらしく、ラガーマンには仲間の連帯感やチームの一体感を大切にする人が多い気がします。ラガーマンってなんかカッコいいですよね。