クロネコの塵壺

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熱狂的なファンではない普通のファンが『スターウォーズ エピソード8 最後のジェダイ』を観て思うこと3つ

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ものすごく熱狂的なファンということではないのですが、普通に好きなので観てきました。スターウォーズの最新作。何やら評価が真っ二つに割れているようなので、自分の目で確かめてみたくなったのもあります。鑑賞後に思ったことを3つ書きたいと思います。一部ネタバレを含むので、これから劇場で観ようと思う方は鑑賞後に戻ってきていただければと思います。

カイロ・レン役のアダム・ドライバーの好演

これは素直に見所だと思いました。前作のエピソード7フォースの覚醒を観た時は、それほど好きな俳優ではなかったのですが、ジム・ジャームッシュ監督作品『パターソン』(ジム・ジャームッシュ監督『パターソン』を観た感想 - クロネコの塵壺)で主演をしている彼の魅力にハマりました。俳優として急成長中なのは間違いがないところで、今回のエピソード8でもカイロ・レンの心の葛藤をうまく演じていたと思います。演技力という点では、主役であるレイを食ってしまうんじゃないか、という感じです。

アナキンがダースベイダーになるストーリー(エピソード1から3)のようにベン・ソロがカイロ・レンになるストーリーも制作してほしいですね。どうしてフォースの暗黒面に落ちてしまったのか。劇中では、スノークに暗黒面に引き込まれた、ということしか言及していなかったので、もう少し解説がほしかったです。

脚本がダメダメロン

監督であるライアン・ジョンソンが脚本を書いたとのことですが、もうちょっとなんとかならなかったのでしょうか。鑑賞者の斜め上をいく予想外の展開を盛り込むのはいいとして、新キャラのローズ(一部では「◯童◯しみ」と言われている)を準主役級の扱いにしたり、フィンとローズを活躍させるためだけのご都合主義的なミッションを用意するなど不満な点が多々ありました。特にローズに関しては、ちょっとした端役なのかなと思っていたらセリフの量が尋常ではないし、合計1時間くらいは映画館の大画面に写っていたのではないでしょうか。そんなに思い入れのない新キャラを映画館の大画面で1時間も見せられるのは苦痛でしかないわけです。

そうであれば、主役級や準主役級のキャラクター達にもっと見せ場を作ってほしかった。ほとんどのファンは、ルークとレイのトレーニングシーンを期待していたはずなので、そういうシーンをもっと盛り込むとか、なんとかならなかったのか。

ディズニーテイストが濃い

ルーカスフィルムがディズニーに買収されたので仕方のないことかもしれません。が、さすがに今回はやりすぎだった気がします。鳥とペンギンを掛け合わせたポーグという可愛らしい動物が劇中に出てきます。これでもかっ!というポーグ押しにはさすがに引いてしまいました。視聴率を稼ごうとするテレビ番組じゃないんだから、そういうあざといことをしなくてもいいのではないかと。

それからコメディテイストもない方がよいと思いました。所々にギャグや小ネタを挟んで笑いを取りに行こうとしている部分がありました。うーん、スターウォーズの世界観からは少し逸脱しているように感じました。特に三部作の二作目なので、『エピソード5 帝国の逆襲』のようにシリアスなテイストの方がよかった気がします。

おわりに

なんやかんや不満を書いてきましたが、映像のクオリティ、音楽、アダム・ドライバーの好演には満足しています。エピソード9を見るまで死ねない、という目標もできました。今度はJJエイブラハムズが監督に復帰するみたいですね。たのむぞ!しっかりした脚本を書いて新三部作が大団円を迎えるように頑張ってほしい!エピソード8の賛否両論を吹き飛ばすような次回作を希望!