クロネコの塵壺

自分の頭で考えて生きていこう

カナダ建国150周年について思うこと

Happy Canada Day!

書店で偶然もらったパンフレットに書いてあったんですが、2017年7月1日はカナダ建国150周年の記念日だったようです。

だから何なのってことなんですが、そのパンフレットを眺めていると食べ物は美味しそうだし、自然は豊かだし、都市部はある程度発展しているし、教育、医療も素晴らしいようなので、非の打ち所がない国に見えてきます。

実際、毎年U.S. News & World Report が発表している「BEST COUNTRIES」の2017年ランキングでカナダは堂々の2位です。ちなみに1位はスイスで日本は5位でした。

総合ランキングは2位ですが、Quality of Life部門ではカナダが1位ですし、Citizenship部門、Entrepreneurship部門、Open for Business部門でも上位に食い込んでいます。

また、米国の人事マネジメントコンサルティング会社Mercerが発表する「QUALITY OF LIVING CITY RANKINGS」でも、カナダのバンクーバーが5位、トロントが16位に入っています。

課題先進国の日本に住むよりもカナダに移住した方がいいじゃないかって思えてきます。

が、ちょうど一年くらい前にあるイベントでカナダの大学生と話す機会がありまして、国としての意外な悩みを吐露していました。

日本は単一民族に近いので、国としてある程度のまとまりがあるのに対して、カナダは白人系、アフリカ系、中華系、インド系など人種ごとにコミュニティができてしまい、バラバラ感がすごい、という話をしていました。

そのカナダ人の方は、中華系だったのですが、カナダ人と言った時に誰を指すのか、国としてアピールできる文化にはどういうものがあるのか、カナダ人としてのアイデンティティとは何なのか、明確に答えるのは非常に難しいという話をしていたのがとても印象に残っています。

移民が多く、多様性があって活気がある国なのは確かなようですが、多様性にはメリットだけではなく、デメリットもあるみたいです。

そのカナダ人の方が、民族や人種によるコミュニティ間の断絶が諸外国ほど酷くなく、国としての歴史が長くて豊かな文化を持つ日本がうらやましいという話をしていたのですが、そういう部分は日本の良いところなのかも、と再認識した次第です。