クロネコの塵壺

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株式会社スマイルズ代表取締役・遠山正道氏のトークイベントに参加して思ったこと

Good Morning  Canada   ...... ..                 ( Explore FP   ) 以前から注目していた経営者、遠山正道氏のトークイベントに参加してきたので、今回はそのことについて書きたいと思います。

 

遠山正道氏は株式会社スマイルズ代表取締役で、スープ専門店「スープストックトーキョー」、ネクタイ専門店「ジラフ」、セレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」などユニークな事業を展開しています。

 

遠山氏は自らイラストを描いて個展を開くなど、デザインやアートに造詣が深く、言語化、数値化できないものに対する価値を積極的に経営に反映しようとするタイプの経営者だと考えています。

 

今回のトークイベントは、梅田の蔦屋書店のカナダフェアの一環で開催されました。テーマは「メニューに表れない価値、たとえばカナダ」。スープストックトーキョーの看板メニューが、「オマール海老のビスク」というスープなのですが、このオマール海老をカナダから輸入しているということで、遠山氏に今回のトークイベントの白羽の矢がたったとのこと。

 

会場では、一人一杯「オマール海老のビスク」が配られ、スープを飲みながら講演を聞くという贅沢なイベントでした。

 

肝心のトークの内容は、カナダのプリンス・エドワード島で、地元の漁師がどのようにオマール海老を捕まえて加工をしているか、という食材の話から始まり、遠山氏の商売に対する考え方、これまで取り組んだ事業に関する説明など、とても興味深いものでした。

 

マーケティング調査はやらない、自分がやりたいことをやるビジネスモデル」と言っていたのが印象的でした。これはスティーブ・ジョブスに近いものを感じました。「マーケティング調査やコンサル会社が提示したデータを基にして商売をやった場合、大事な時に踏ん張れない。自分起点(自分ごと)じゃないと踏ん張れない」というのはまさにその通りだと思います。

 

もう一つ印象に残った話がありまして、それは飲食店のメニューに関することです。飲食店のメニューを見た時に分かる具体的な情報として、例えば、業種(食べ物屋)、業態(フレンチ)、用途(夏季限定、クリスマス向け)、内容物(野菜、牛肉、トリュフ、、)、バランス(コース料理)、価格(15000円)などがあると思います。

 

そして、メニューに表れない価値として、例えば、美味しさ、品質、素材、想い、おもてなし、感動があるという話をしていました。

 

サービスやモノを作る人たちは、後者を提供するためにやっているのに、世の中の傾向として前者に重きを置く傾向があります。

 

サービスやモノが溢れる時代、供給過多の時代には、後者の部分を大事にして商売をしていく必要があるのではないか。それが顧客の共感をよび、大きな流れをつくることに繋がるのではないか、という話をしていました。

 

まあ、正論だと思うんですけど、そういう数値化、言語化できないものって主観的な要素が大きくて個人差があったりしますよね。そういう部分にフォーカスして商売を行うのは困難なことが多いと思いますけど、感性や主観的なものを大事にしている遠山氏には魅力を感じますし、これからも独自の目線でユニークな事業を展開していってほしいと思います。

 

遠山氏のことをもっと知りたい方は書籍を読んでみるのもいいかもしれません。自分もこれから読んでみるつもりです。