クロネコの塵壺

自分の頭で考えて生きていこう

【船旅解説】ヘルシンキーストックホルム間のタリンク・シリヤラインの予約方法、乗り方、降り方を解説するよ

f:id:mygt:20170512162538j:plain4月中旬から後半にかけて北欧4ヵ国を周遊しました。ヘルシンキからストックホルムへの移動は船を利用したので、予約時に不安だったこと、実際に経験して分かったことを中心に書きたいと思います。船旅は本当に久しぶりで10年前に神戸ー上海を2泊くらいで移動した時以来でした。

予約

Tallink Silja(タリンク・シリヤ)は、バルト海周辺の国々を結ぶ船を定期運行している船会社です。フィンランドヘルシンキ)ースウェーデンストックホルム)以外にもエストニアのタリン、ラトビアのリガを結ぶ路線もあります。

今回は、船会社のホームページから直接予約しました。客室は大きく分けて4段階あります。

  • スイートキャビン
  • デラックスキャビン
  • スタンダード(窓付き)
  • スタンダード(窓なし)

予約したのは、スタンダード(窓なし)の部屋です。このクラスはさらにBクラスとCクラスという2種類に分かれており、部屋の広さ、設備はほぼ同じなのですが、階層が違います。

船はデッキ2からデッキ12までの階層に分かれており、Bクラスがデッキ5-11で、Cクラスがデッキ2という最下層に位置しています。デッキ3が車の車庫だったので、それよりも下です。少しお金に余裕のある方は、Bクラスの方が良いと思います。Cクラス(デッキ2)はWiFiも届かないし、船内アナウンスもよく聞こえないし、エレベーターでのアクセスも不便だし、疎外感がありました。

Shared Placesという選択肢があり、スタンダード(窓なし)のCクラスのキャビンをシェアできるのですが、これは選択しないで本当によかったです。一泊二日で33ユーロと激安なのですが、11m^2の部屋に3名の知らない人と泊まるのはかなり厳しいものがあると思います。一人でも狭く感じたので。Cクラスは最大4人分のベッドを準備できますが、空間の広さを考えると2人が限界ではないかと思いました。

今回、自分が予約した部屋は、Cクラスで値段は131ユーロでした。オフシーズンでこの価格なので春先から夏場にかけてはもっと値段が上がると思います。曜日によっても多少値段が変動します。

f:id:mygt:20170512162933j:plain
スタンダード(窓なし)Cクラスの部屋です。

ヘルシンキストックホルム間の路線はとても人気があるそうなので、観光シーズンに利用したい方は早めに予約した方がよさそうです。

乗船前

船は17時にOlympia Terminal(オリンピアターミナル)から出航します。オリンピアターミナルにはヘルシンキ中央駅からトラムで10分ほどで行けます。自分は荷物がそれほど多くなかったので、徒歩で市内を散策しながら行きました。徒歩でも30分ほどで行くことができます。

予約時にemailで送付されてきたTicket Confirmaitionを見ると「30分前にはチェックインして船に乗っていてほしい。できれば1時間前を推奨します。」と書かれていたので、余裕を持って2時間前の15時くらいにオリンピアターミナルに行きました。

ガラガラかと思いきや大混雑で自動チェックイン機で乗船チケットを発券して船に乗るまで1時間くらいかかりました。早めに乗船した人のお目当ては、デッキ7のジャズバンドの生演奏とレストランやバーで一杯引っ掛けることのようで、既に多くの人で賑わっていました。

f:id:mygt:20170512163133j:plain

f:id:mygt:20170512163149j:plain

ワンポイントアドバイスというか、乗船時、入り口付近にスタッフがいるので、自分の乗船チケットを見せて自分の部屋に行くにはどのエレベーターに乗るか聞いた方がよいです。船内はものすごく広いので無駄に歩き回ることになります。特に自分が予約したCクラスは最下層のデッキ2に位置するのですが、デッキ2に行くことができるエレベーターが船内に一台しかなくて見つけるのに時間がかかりました。

f:id:mygt:20170512163231j:plain

乗船中

船内はとにかく広くて、カフェ、バー、レストラン、カジノ、音楽ライブ会場、土産物屋などがあり、退屈はしません。

f:id:mygt:20170512163432j:plain

ただ、スタンダード(窓なし)のCクラスの部屋は、思っていたより狭く、何よりデッキ2という船の最下層に位置しており、船内放送もよく聞こえないし、WiFiも使えないという悲惨な環境だったので、デッキ7のカフェやレストランで過ごしていました。

そして、Cクラスの部屋は壁が薄く、隣の部屋の声が聞こえます。自分の場合は、隣から犬の鳴き声が聞こえてきました。非常にうるさくて今度予約する時はもう少し良い部屋に泊まろうと思いました。

デッキ12の最上階からは、船外の景色を楽しめるので必ず行った方がよいでしょう。ストックホルム到着の1時間くらい前に行くと、ストックホルム近辺の美しい島々などを写真に収めることができるでしょう。

f:id:mygt:20170512163459j:plain

デッキ12で一番驚いたことは、犬のトイレがあったことです。北欧は本当にわんこ社会なんだなと思いました。

f:id:mygt:20170512163518j:plain

欧米人のバカンスというと、カジノ、音楽、ダンスというのが王道(?)のようで、ここでもカルチャーショックというか、改めて文化の壁を感じました。日本人はギャンブルもあまりしないですし、ダンスホールで踊るというのも少なくとも自分はやらないので、踊っている欧米人を横目で眺めながらビールを飲むくらいでした。そう考えると日本人の王道の娯楽って何になるんですかね。パチンコ?麻雀?登山?ボーリング?それとも王道の娯楽なんていう概念がそもそもない?

f:id:mygt:20170512163546j:plain

下船後

フィンランドスウェーデンは1時間の時差があるので気をつけてください。午後5時出発はフィンランド時間で、午前9時30分到着となっているのはスウェーデン時間です。時計の時間をフィンランド時間からマイナス1時間してスウェーデン時間にしておきましょう。

フィンランドはユーロですが、スウェーデンは独自通貨スウェーデンクローナです。船内に両替所がありますが、両替をする必要はありません。北欧はクレジットカード社会なので、ほぼ全ての店でカードが使用できます。地下鉄の券売機やドリンクの自動販売機でさえもカードが使用できます。とんでもなく便利な社会です。自分も今回の旅ではずっとカードを使用しました。現金は一切使っていません。

船はストックホルムのVärtahamnen(バッタハムン)港に到着します。ストックホルム市内へ行くには、地下鉄とバスの2つの方法があります。地下鉄の駅は少し遠いので、バスがオススメです。港の到着ターミナルの1階にバスターミナルがあるので、市内行きのバスに乗りましょう。チケットは運転手さんから購入できます。

まとめ

  • お金に少し余裕がある場合は、スタンダード(窓なし)Bクラス以上の部屋(デック5以上に位置する部屋)を選んだ方がよいでしょう。スタンダード(窓なし)のCクラスのキャビンをシェアできるオプションは一泊二日で33ユーロと激安ですがよほどの覚悟がなければ止めた方がよいでしょう。11m^2の部屋に4人で缶詰は地獄だと思います。
  • 乗船当日は混雑するので出航時刻の2時間くらい前に港に行って、早めに乗船して船内のレストランでお茶をするのがよいでしょう。乗船時、入り口付近にスタッフがいるので、チケットを見せてどうやって自分の部屋に行けばいいか聞いた方がスムーズに部屋までたどり着けます。
  • デッキ12の最上階からは、船外の景色を楽しめるので必ず行った方がよいでしょう。ストックホルム到着の1時間くらい前に行くと、ストックホルム近辺の美しい島々などを写真に収めることができるでしょう。
  • 船を降りる前に時計の時間をフィンランド時間からマイナス1時間してスウェーデン時間にしておきましょう。
  • Värtahamnen(バッタハムン)港からストックホルム市内に行くにはバスがオススメです。チケットは運転手さんから購入できます。もちろんカード利用OKです。