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クロネコの塵壺

自分の頭で考えて生きていこう

高校を卒業するまでに知っておきたいお金のこと、3つ

思索

money

ある語学系番組を見ていた時に「英語を勉強するよりお金のことを勉強した方がいい」という発言をした人がいて、少し思うところがあったので今回はそのことについて書きたいと思います。

冒頭の発言の趣旨は、大半の日本人は日本に住んでいる限り英語を使う機会がそこまでないので、それだったら死ぬまで必要になるお金のことを勉強した方がいいのではないか、ってことです。

じゃあ、お金のことって具体的に何なの?って話なんですけど、それは具体的に言ってなかったので、自分が高校を卒業するまでに知っておきたかったお金のことを3つ挙げたいと思います。もしかしたら、今時の中高校生はそういう教育を受けているのかもしれませんが。。

税金・社会保障関係

一つ目はこれです。日本社会では会社勤めする人が多いと思うので、実際の給与明細のコピーを生徒に配って、稼ぎがこれぐらいだったら、所得税、住民税はこれぐらいで、健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料がこれぐらいでっていうのをリアルに教えた方がいいと思います。初任給をもらった時に「わっ!手取り少なすぎ!っていうか控除されすぎやろ!」って驚かなくて済むと思うので。

そして、税金や社会保障関係の制度と意義(自分が実際に失業した時に雇用保険料を払っていることでどういうメリットがあるのか等)を知っておくと、納税に対する意識が高まって政治に対する関心も高まるのではないかと考えています。

これは文句というか、日本の税制に対する不満なんですけど、会社が税金を勝手に徴収すると納税意識が希薄になって、それが政治への無関心にも繋がっていると考えています。なんか知らんけど毎月取られてんなってくらいの意識になってしまうので、会社員も自分で納税する仕組みにした方がいいんじゃないですかね。会社員からは取りやすいので、そういう仕組みにしているのだと思いますけど、それが逆に無関心を生んでいる現状があると思います。

少額決済サービス関係

2つ目は多様化する少額決済に関することです。クレジットカード、電子マネー、ネットバンク、仮想通貨等、現金以外の少額決済の手段が多様化しています。この辺りはもしかすると若い世代の方が詳しいのかもしれませんが、日々の生活に直結する部分なので学校で体系的に教える必要があるのではないでしょうか。

私が一番気にしているのはクレジッドカードです。なぜなら、最近は高校生を除く18歳以上であればクレジットカードを作ることができるため、その危険性を早い段階で教えておく必要があると考えています。

例えば、リボ払い。高額な買い物をした後にクレジットカード会社からダイレクトメールが送られてきて、「リボ払いにしませんか?月々の支払いが平準化されてラクになりますよ!」という謳い文句でリボ払いに誘導しようとします。これは酷いやり方ですよね。この謳い文句でリボ払いに切り替えてしまうとクレジットカード会社の餌食になります。リボ払いの金利は年率15-18%で非常に割高な上、月々の支払いが平準化されることで返済期間の長期化金銭感覚の麻痺に繋がり、最悪の場合、借金地獄へまっしぐらです。

まあ、クレジッドカード自体は便利なので、そのサービスの恩恵は受けつつ、リボ払いのような落とし穴にハマらないようにうまく利用していきたいですよね。

投資関係

3つ目は投資についてです。確定拠出年金制度を導入する企業も増えてきたこともあり、投資がより身近になっている状況なので、学校で教えておく必要があると思います。

日本人の感覚として、投資によるお金儲けは汚いこと、投資は怖いという意識があると思いますが、資本主義社会で生きている以上、そういうネガティブな意識は取っ払う必要があるのではないでしょうか。

少し前に経済系の番組を見ていて、日本の老夫婦は老後の資産を運用せず貯蓄をしたままにしているのに対して欧米の老夫婦は資産を積極的に運用し、収入を得ている様子を伝えていました。もちろん投資にはリスクはありますが、例えばAI、ロボティクス、IoT、ビッグデータ、バイオ、宇宙開発等の未来のある有望な企業に中長期的に投資をしてイノベーションを起こすきっかけを提供することは、投資の素晴らしい側面ではないでしょうか。

さらに副次的な効果として経済指標や経済全体について詳しくなりますし、企業の財務諸表を読めなければ投資ができないので、経理・財務まわりの知識もついてきます。

まとめ

改めて考えてみると日本ではお金のことって親から教わらないですよね。少なくとも自分はお金のことについて親と真剣に会話した記憶がないし、リボ払いの仕組み、税金・社会保障の仕組み、資産運用の仕方、住宅ローンの組み方、確定申告のやり方等を親から教わった記憶がありません。社会に出てからもきちんと教わったことがなく、自分で調べて少しずつ身につけるしかなかったのですが、これは社会で生きて行く上で極めて有用ですし、死ぬまで付き合う問題なので社会に出るまでに体系的に教えるべきことではないでしょうか。