クロネコの塵壺

自分の頭で考えて生きていこう

学校でも教科として導入すべき!?考え方、発想法に関する本を5冊紹介します

イデア大全に関するエントリー(→読書猿著「アイデア大全」を読んで勇気づけられる)を書いた時にこれまで読んだ考え方、発想法に関する本を本棚から何冊か発掘したので、この機会にブログで紹介します。


 

1冊目は教育学者・明治大学教授である斎藤孝氏の本です。今回紹介する本の中で一番オススメです。なぜなら「明日から使える考え方に関するノウハウ的な部分」と「なぜ考えることが必要なのかという本質的な部分」がバランスよく記載されているからです。本の内容に深みがあるのは、福沢諭吉孔子デカルトゲーテ等の古典をベースにして執筆しているからでしょう。著者のライフワークである身体論と絡めた思考法も紹介されています。私自身、何度も読み返しています。

 

 

2冊目は大手広告代理店に勤務し、企画・アイデアに関する書籍を多く執筆されている加藤昌治氏の本です。この本は有名なので既にご存知の方も多いと思います。広告代理店の第一線で活躍している方の思考法、発想法が覗ける意味で価値のある一冊です。著者自身も最初からアイデアマンだったわけではなく、試行錯誤を重ねてアイデアの達人になっていったそうです。

 

 

3冊目は失敗学の提唱者である畑村洋太郎氏の本です。2016年10月発行なので新しい本です。不確実性を前提とした世の中を生き抜くためにはどうすればいいか、そのために最も必要な能力は「考える力」ではないか、という問題意識を出発点にしています。著者はものづくりの専門家、工学者なので、その経験をベースにした思考法、発想法を本書から学ぶことができます。ものづくり系、工学系の方は特に参考になる部分が多いかもしれません。

 

 

4冊目は「ぷよぷよ」「トレジャーハンター」などを生み出したゲームクリエイター米光一成氏の本です。 現役のゲームクリエイターがどのようにアイデアや企画を考えているかを学べます。自分なりの価値観、 切り口を明確にしてからアイデア出しを行う方法は、他の本にはない新しいやり方だと感じました。 脚註欄に紹介されているオススメ本は質が高く、活用する価値があります。

 

 

5冊目は近代合理主義の祖、フランスの哲学者であるデカルトの本です。この本を手に取った方はその薄さに驚くと思います。本編は103ページしかありません。そして、書いてあることもそれほど難しくはありません。初版は1637年発行で大変古い本なのですが、その時代に生きた人と対話をしているかのような感覚に陥ります。デカルトは当時のヨーロッパで最高レベルの教育を受けた教養人なので、そういう人の頭の中を覗ける良い機会だと思います。彼がどのように理性に基づき真理に到達しようとしたのか、その方法論を知ることができます。