クロネコの塵壺

自分の頭で考えて生きていこう

錦織とフェデラーの熱戦を見ながら系譜について考える

Sign at The Swedish Museum of Natural History

全豪オープンテニスはフェデラーが準々決勝でズベレフを破って準決勝進出を決めましたね!昨年は怪我の影響で満足にプレーできなかったので、純粋にテニスを楽しみながらプレーしているように感じます。

今回は、注目度の高かった4回戦、錦織とフェデラーの試合を見ながら少し考えたことを書きたいと思います。

なぜ注目度の高い試合だったのか。

35歳のベテランで引退も囁かれるようになったテニス界のレジェンド、フェデラーグランドスラムやマスターズ1000のようなビッグトーナメントで着実に成果を残しポストビッグ4の一角として注目を浴びる世界ランク5位の錦織。

新旧勢力の激突はどのスポーツでも起こることで注目を浴びやすい構図ではないでしょうか。経験、実績を持つベテランが勝つのか、勢い、体力のある若手が勝つのか。

プレーの質が似ているのも注目を浴びていた要因だと思います。どちらの選手もショットのタッチが柔らくていろいろなショットが打てる。時折、遊び心のあるプレーをして観客を楽しませる。なにより自分自身がテニスをプレーすることを楽しんでいると思います。

そして、観客はその激突が歴史的な転換点になるかどうかに注目しているのではないでしょうか。

フェデラーは19歳の時にウインブルドン4回戦で当時の絶対王者サンプラスと対戦し、フルセットの末勝利しました。この勝利で自信を得たフェデラーはその後世界ランク1位に登りつめ、4大大会17勝という伝説的なプレーヤーになりました。

プレースタイルの系譜を考えると、錦織選手は2006年に引退したアンドレ・アガシのプレースタイルに近い気がします。アガシはリターンが得意でボールの弾む瞬間を叩くライジングショットを武器に4大大会を通算8勝しました。

今回の試合はフェデラーが勝利して歴史的な転換点にはなりませんでしたね。ただ、錦織選手は引退間近のテニス界のレジェンドから最高の舞台で最高のレッスンを受けたのではないでしょうか。

こうして考えると何かロマンを感じます。温故知新ではないですけど、新しいものが古いものから何かを受け継ぎ、それを糧にして新しい時代を切り開いていく。

スポーツ以外の分野でも例えば、ブロガーという新しい職業が生まれています。系譜を考えると、これは文字を書く仕事なので文筆業、そしてアフィリエイトなどで収入を得ている側面を考えると広告業でもあると思います。

当たり前のことかもしれませんが、新しいと思われる職業も実は先人達の遺産の組み合わせなのかもしれません。こうして考えることで、新しいものや流行に踊らされないで、現実を見据えて地に足をつけながら世の中を渡っていけそうな気がします。

自分のこれまでの生き方やこれから取り組もうとしていることがどのような系譜に属するのか。そんなことをふと考えてしまいました。