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【英語学習】マレーシアの英語教育について現地人に話を聞いてみた

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 EF Education First社の英語能力指数(EF EPI)によると2015年のアジア地域ランキングでマレーシアはシンガポールに次いで第2位となっている。(出典:EF EPI)ちなみに日本は第10位。マラッカのような観光都市やクアラルンプール市内ではほぼ英語が通じるし、コミュニケーションに困ることはなかった。 

 なぜマレーシアの人達は英語を話すことができるのか?日本の教育システムとマレーシアの教育システムは何が違うのか?そんな疑問が頭に浮かんできたので、ホテルのコンシェルジュと少し雑談をしてみた。

 彼女が言うには、初等教育(6年間)から英語を教科として学習するし、その時期から親が家庭で英語を子供に教え始めるらしい。どのように教えるかは詳しく聞かなかったけど、英語学習に対する意識の高さが伺える。裕福な家庭は、公立ではなく私立学校に入学させるそうで、そういう学校では教授語として英語を採用しているので、英語で数学、理科、社会等を勉強する環境になっているとか。学校によっては、1年程度イギリスに留学させるプログラムもあるらしい。まあ、これはよほど裕福な家庭に限られたことだと思うけど。

 そして、強調していたのが英語ができれば収入の高い職業につけるし、貧困から脱出することができるってことだったんだけど、これが日本と一番違う部分だと感じた。マレーシアはASEANの中では裕福な国だけど、路上を歩けばホームレスや物乞いの人がいるし、観光地では子供が働いて日銭を稼ぐ姿を見かけるので、日本と比べてまだまだ貧しい国であることは確かだ。

 最近はどうか知らないけど、日本では受験科目の一つとして英語を勉強するだけで、英語が高い平均年収の職業に直結するとか、貧困から脱出するための手段、っていう意識はあまりないと思う。

 冒頭の問いの「なぜマレーシアの人達は英語を話すことができるのか?」の答えは、上述のモチベーションやハングリー精神の部分が大きいのではないだろうか。それに加えて、マレーシアは多民族国家で民族間の公用語として英語が採用されていることも関係していると思う。日本も多民族国家になって必要に迫られればツールとしての英語をみんな必死にやってそれなりにコミュニケーションを取るようになるかも。

 ちなみにクアラルンプールの映画館でハリウッド映画を見た時に字幕がマレー語と中国語で2種類同時に表示されて画面が見づらかった。多民族社会にもいろんなデメリットがあるのは確かなようだ。