クロネコの塵壺

自分の頭で考えて生きていこう

『問題解決大全』を手に入れたよ!ざっと読んだので感想を書くよ!

f:id:mygt:20171124161047j:plain

私は関西在住なのですが、21日に本屋で『問題解決大全』を見つけて購入することができました。購入場所は、梅田の蔦屋書店です。なんと『アイデア大全』も隣に置かれていました。

精読はできていないのですが、ざっと読んだので感想を書きたいと思います。

『問題解決大全』とはどのような本か

まえがきによれば、以下のとおりです。

本書は、困難や窮状を「問題」として捉え直し、その対処法や目標へ到達するための手段・方法を発見・実行することで、未来を変える方法と知恵を集めた道具箱である。

引用:読書猿(2017). 「問題解決大全」フォレスト出版株式会社 p.2

人生は問題解決の連続です。

解決すべき問題、取り組む必要のない問題、問題なんだけど問題であることを認識できない問題など、いろいろな種類の問題があります。

趣旨としては、自分の人生の目的を達成するために障害となる問題を、人類の知恵(問題解決の手法)を使って解きほぐして未来をハッピーにしよう!という感じだと思います。

ただ、難解です。

『問題解決大全』が難解な理由とは?

前著『アイデア大全』に比べて難解な印象を受けました。その理由は、本書の目指す目標が非常に高いところにあるからです。

本書では、「問題解決の技術は、単なるノウハウ以上のものである。」としています。

そして、「有限個の問題解決の手法で、無限個の未知の問題を解決するために、問題解決が自身を拡張する再帰性を備える、つまり<方法をつくるための方法>としての問題解決を学ぼう。」という趣旨の記述があります。

<方法をつくるための方法>としての問題解決は、当然、抽象度が高くなります。加えて、それぞれの問題解決の手法の本質的な部分を理解しておかなければ、拡張させたり、縮小させたり、部分的に切り取って利用することは難しいでしょう。

私のような凡人にとっては、本書のレシピとサンプルから一通りのやり方を学んで、とりあえずそれをなぞってみる。これが精一杯のような気がします。

それでも一つの問題解決の手法を血肉化、身体化するのには時間がかかると思います。やっぱり何事も実践して試行錯誤しなければ身につきませんよね。

本書の良い点とは?

本書の良い点は、問題解決とは何か、そのプロセスにはどのようなものがあるのか、哲学、歴史、経済学、数学、物理学などの幅広いジャンルにおける問題解決の技法にはどのようなものがあるのか、ということを網羅している点です。

問題解決という分野(?)を俯瞰できる面白い本です。新しい視点や切り口を発見できます。

筆者なりの問題解決の分類の仕方にも唸りました。リニアな問題解決とサーキュラーな問題解決。詳しくは本書のまえがきを読んで頂ければと思います。

そして、読者限定無料プレゼントということで、本書を購入した方は、「問題解決ステージマップ」というPDFファイルを入手できます。

このマップが素晴らしくて、問題解決の全体像を俯瞰できる仕組みになっていまして、問題解決の各プロセスに応じた「問題解決大全の技法」、「アイデア大全の技法」がマッピングされています。

発売前に疑問に思っていたこと

以前の記事で書いたとおり、以下の2つです。

  • 問題解決のどのプロセスを重点的に書いているのか?
  • ビジネス寄りの問題解決手法を掲載しているのか?それともビジネスに限定されない汎用的なものなのか?

一つ目については、問題の認知、解決案の探求、解決策の実行、結果の吟味という4つのプロセスについて、満遍なく書かれている印象です。

二つ目については、ビジネスに限定しない汎用的なものでした。哲学、歴史、経済学、人類学、数学、物理学などのいろいろな分野から採取されているので、コンサル業界の人が書いたビジネス寄りの問題解決本ばかり読んでいる方には新鮮に映るかもしれません。