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クロネコの塵壺

自分の頭で考えて生きていこう

きみはデンマークに存在するこの世の楽園「クリスチャニア」を知っているか?

先月、デンマークの首都コペンハーゲンにある特別自治区クリスチャニア」に行ってきたので、現場の状況をレポートしたいと思います。

クリスチャニアとは何か?

1971年に誕生したヒッピー達の自治コミュニティで、約34ヘクタールの土地に1000人ほどの住民が独自のルールで暮らしています。コペンハーゲンで4番目の観光スポットで年間50万人が訪れるそうです。特に欧米人に人気のスポットらしいです。日本ではあまり有名ではないですよね。

当初、デンマーク政府はクリスチャニアを社会的な実験として認めていましたが、時代の移り変わりとともに対立を繰り返し不安定な状態が続いていました。しかし、2012年にフリータウンクリスチャニア財団(the Foundation Freetown Christiania)が設立され、一定の安定を得ています。

フリータウンクリスチャニアは自家製の家屋、アートギャラリー、音楽会場、有機農産物を使用した料理を提供する飲食店、美しい自然から構成されています。

どこにあるの?

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コペンハーゲンのクリスチャンハウン地区にあります。地下鉄のクリスチャンハウン駅で下車して徒歩10分ほどです。観光客が同じ方向に向かって歩いているので、後をついていけば辿り着けると思います。

クリスチャニアの独自ルールとは?

Christiania common law、通称The nine rulesという9つのルールがあります。逆に言うと9つしかルールがありません。一般的な社会と比べると極めてルールが少なく、無法地帯(=楽園)と言われる所以です。

その9つのルールがこちらです。

  • No weapons(武器禁止)
  • No hard drugs(ハードドラッグ禁止:ということはハードじゃなければ。。)
  • No violence(暴力禁止)
  • No private cars(車禁止)
  • No biker’s colors(所属組織を示す紀章着用の禁止)
  • No bulletproof clothing(防弾服着用禁止
  • No sale of fireworks(花火販売禁止)
  • No use of thundersticks(銃使用禁止)
  • No stolen goods(窃盗禁止)

実際に行ってみてどう感じたの?

入り口付近はストリートアートのグラフィティが数多く見られ、異様な雰囲気のする空間でした。プッシャーストリートでは昼間から非合法の薬物が売られていたり、見るからに危なそうな人もいたりして、少し身の危険を感じました。

時間の都合で入り口付近しか見学できなかったのですが、奥まで行けば緑と湖と手作りの家が立ち並び、ゆっくりとした時間の流れる雰囲気を味わうことができたのかもしれません。もし今度行く機会があれば現地の人が主催するガイドツアーに参加して奥の方まで行ってみたいと思います。

北欧全般に言えることかもしれませんけど、価値観の多様性を受け入れる素地があるというか、懐が深いですよね。社会全体に寛容さがあると思いました。日本では「テロ等準備罪」(共謀罪)の強行採決が実施されましたが、これは国家権力の強化に繋がる動きですよね。今後、日本社会はますます息苦しくなってくると思いますが、クリスチャニアのように少ないルールにおける社会の在り方を探求したり、人間らしい生き方を追求する姿勢は参考にすべきだと思いました。

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